『こどもかいぎ』



みなさんは『こどもかいぎ』という
言葉を聞いたことがありますか?
栄光幼稚園でも始まった
『こどもかいぎ』について
少しお話をさせてください。

ここ数年、教師の研修会に参加すると
必ず出る言葉は
『子ども主体』

先生主導の時代は終わり
これからの時代を生きる子どもたちに
必要な力、それは…
『生きる力』…『生み出す力』

自分で考え発言すること
人の意見を聞くこと
意見が出たら、それを実現できるか
みんなで考え話し合う

子どもから出た面白いアイデア等を
大人から見た価値観で
答えるのではなく

👧「わたしはこう思う!」
👦「こうしたらいいんじゃない?」
👧「それいいね!」
👦「でもこうなったらどうするの?」と
子どもたちが子ども側から見える世界
意見を出し合い考えていく…

答えや正解がなくてもいい
思いが実現できなくても
それは失敗ではない
それまでのプロセスを味わうこと

プロセスを味わうことで
実現できなかったとしても
納得ができる。
じゃあ次はこうしてみよう!と
思える。

みんなが自分の意見を聞いてくれると
発言したくなる…
自分の意見に共感してもらう経験が
自信につながる…
 
共感できないときは
なぜそう思うのかを伝える…
共感してもらえないと
自分とは違う考えがあることを知る
どうしたら共感してもらえるのかを
考えるようになる…

私たちが考える『子ども主体』とは
子どもの好き勝手にさせる…
ということではなく

子どもの意見をちゃんと聞くこと
皆で話し合う時間
考える時間を作ること
子ども側から見える世界で進めること
そして、子供と一緒に楽しむこと

『こどもかいぎ』
年長に限った話ではありません。
年中さんも年少さんも…
意見を言うことはできるかも…

最初は自分の意見ばかりで
話し合いにもならないかもしれない…
言い合いからケンカになることだって
あるかもしれません。

でも…
ケンカをすることで相手の気持ち
考えるきっかけになるかもしれない…
自分とは違う考えがあることに
気付くことができる…

今は発言できなかったとしても
経験を積んでいく…
やらせるのではなく、その子が
その時、その歳でできることを…

幼稚園での活動が全て
『こどもかいぎ』で決められる
わけではありませんし
どこまで寄り添ってあげられるのかも
わかりません。

誰のどんな発言から始まるのか…
何も始まらないことだって
もちろんあります。

でも、もしお家で子どもたちが
何かを考えている様子がありましたら
どうか話をきいてあげてください。
そして、その話がどんな風に
展開していくのかを一緒に
楽しんでいただけたらと思います。

担任からのブログやアプリからの
発信なども見ていただき
ご意見やご感想なども
いただけますと幸いです。

     
           🐸